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August 2007 の記事

Windows Mobile OS搭載FOMA「F1100」「HT1100」の2機種を開発
どちらも似たような形状でテンキーが付いているけれど、
良く見ると HT1100 の方はタッチパネル搭載で
Windows Mobile 6 professional ですね。
この両者 結構中身は違っているようです。

メモリや CPU などのスペックはまだ出てないみたいですね。
気になります。
情報が集まったら PocketPC 一覧 を更新します。


W-ZERO3/EM・ONE 用ソフト、ctrlswapmini や em1key
 ・既知の不具合
 ・報告をいただいた不具合情報
 ・現在寄せられている要望
等を登録した BTS を公開しました。現在試験運用です。
閲覧だけなら「ゲストログイン」ボタンで入ることができます。

BTS flatlib-mantis


Vista で WindowsMobile 5.0 の SDK 環境を作るメモです。
ノートにとりあえず作った最小の環境手順です。

WindowsCE の開発場合、何らかの WindowsPC 側に開発環境を構築する
必要があります。クロス開発です。


● WindowsVista

 WindowsVista を使いました。まだ特に何も設定していない状態です。


● VisualStudio2005

 まずは VisualStudio2005 を install します。
 残念ながら Express Edition は Mobile 開発に対応していないようです。
 下記の表を見ると Standard Edition からになってますね。

 ・Visual Studio 2005 機能比較

 今回は Professional Edition を使ってます。Standard では未確認なので
 ご了承ください。

 Win32API しか使わないので、インストール時に Custom を選んで
 C++ 関連残してあとはチェックをはずしました。
 .NET Framework を使うならばたぶん C# も必要でしょう。

 途中で互換性がないとか言われますが、気にせず実行を選んでとりあえず
 進めます。

 VisualStudio が終わって更新チェックもドキュメントのインストールも
 しないで完了。
 ドキュメントはオンラインだけで何とかして HDD をできるだけ
 食わないようにします。


● VisualStudio2005 SP1

 VisualStudio SP1 の install は Vista の Microsoft Update からできます。
 まず Windows Update を Microsoft Update に変更。
 更新をかけるとインストールされます。

 下記のファイルをインストールします。
 Visual Studio 2005 Service Pack 1 Update for Windows Vista


● WindowsMobile5.0 SDK

 ダウンロードは下記のページが参考になります。
 ・Windows Mobile Device - Download

 WindowsMobile5.0 の
 ・WindowsMobile5.0 SDK for PocketPC
 をダウンロードしてインストールします。

 このとき ActiveSync が必要だけど入っていない、とかいわれますが
 無視してインストールします。

 Vista の場合標準で WindowsMobile デバイスを繋いでアクセスできるように
 なっているので、SDK を使ってデバッグするだけなら
 Windows Mobile デバイスセンターを入れなくても大丈夫です。

 なので、普段同期を取ってる PC と開発に使う PC が別な場合でも、
 いちいちゲスト設定を選ばなくて良いので簡単になりました。

 また動作確認やデバッグに、実機 (Device) だけ使うなら Emulator も不要です。


● 接続&実行

 デバイスを USB で接続します。
 EM・ONE の場合は Bluetooth を内蔵していますので、Bluetooth で
 つないでも OK です。

 後は通常の VisualStudio による開発そのままなので、
 WindowsMobile5.0 向けのプロジェクトを開いて、ビルドして、
 接続先を Device に設定して実行です。



やはり VisualStudio2005 の購入が最初の難関でしょうか。

たしか一番最初は、VisualStudio だけでなくて WindowsCE 用の
開発キットも有料でした。
「WindowsCE Toolkit for Visual C++ 6.0」という箱と CD が
今でも手元に残ってます。

その後開発キットが無料でダウンロードできるようになり、
さらには

 ・eMbedded Visual Tools 3.0
 ・eMbedded Visual C++ 4.0

が無料で手に入るようになって、Mobile 向け環境は一時期全部ダウンロード
できるようになりました。
eMbedded Visual Tools/C++ は使い方もメニューも 2003 以前の
VisualStudio そのままです。

PocketPC2003SE 以前の SDK を使う場合は今でも上記ツールが使えますので、
WindowsMobile5.0 SDK にこだわらなければアプリケーションを作ることが
可能です。