Archives

July 2008 の記事

WindowsMobile 端末には、キーボードを英語配列と認識するものと
日本語配列と認識するものの 2種類あるようです。

この違いは主に、外付けキーボードを繋いだ場合や、キー入力をシミュレートする
ツールで問題となります。touchkeysip での文字入力もその一つです。

想定しているキーボードと内部で認識しているキーボードの配列が異なっている場合、
キーの刻印と入力される文字にずれが生じます。

Bluetooth keyboard を販売している Reudo のページに、機種による配列の違いが
まとめられています。

Rboard for Keitai RBK-2000シリーズ

内蔵の QWERY キーボードを持っている日本向け端末は、日本語配列を採用している
可能性が高いようです。(100% ではない)
逆に QWERTY キーボードを持っていない端末は、単体での利用では特に影響が
ないためか、英語配列のものが多いようです。

おそらく日本語配列にするメリットは変換や漢字などのキーを認識できることで、
英語配列のメリットはカスタマイズする(変更する)コストが低いことだと考えられます。

ローマ字入力では問題ないものの、JISかな入力を利用するソフトだとこの違いが
致命的となります。特に ctrlswapmini では 一時かな モードを多用しているので
英語配列の機種ではうまく動作しないようです。
逆に日本語キーボード配列を採用している端末では、ある程度は動作する可能性が
残っているといえます。

一時かなモードは、W-ZERO3[es] 系の端末がテンキー入力で使用している特殊な
キーストロークです。
IME 自体はローマ字入力モードでありながら、送られてきたキーをその場限りで
JISかな入力と見なすことができます。

KEYDOWN, KEYUP のそれぞれ両方を、VK_KANA の DOWN/UP で囲みます。

KANA DOWN
KEY DOWN
KANA UP
KANA DOWN
KEY UP
KANA UP

この場合の KEY DOWN, KEY UP は JISかなモードの入力と見なされます。
この動作は便利なのですが WindowsMobile でしか使用できず
PC の IME では機能しませんでした。


● TouchFLO

EMONSTER lite S12HT には、TouchFLO と呼ばれる特殊なユーザーインターフェースが
搭載されています。
どの画面でも呼び出すことが出来、指だけで操作できるため便利そうではあるものの
メニューの内容が固定でカスタマイズできませんでした。

このメニューの内容は下記のレジストリを書き換えることで変更できるようです。

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\HTC\Biotouch
 ActionScreen
	新電子メール
	新規 SMS
	新規 MMS
	新しい予定
	新しい仕事
	新しいメモ
	新しい連絡先
 APLauncher
	電子メール
	Internet Explorer
	コミュニケーションマネージャ
	SMS/MMS
	タスク
	予定表
 MediaHubMini
	ミュージック
	フォト
	ビデオ

実際に APLauncher の "\Windows\iexplorer.exe" を
"\Program Files\NetFront Browser v3.5\NFBrowser.exe" に書き換えて、
NetFront を登録することが出来ました。


関連エントリ
EMONSTER lite S12HT の文字入力を MS-IME に切り替える
EMONSTER lite S12HT と文字入力
EMONSTER lite S12HT メニューや通信など


●大きさ

s12ht

小さいけど そのうち出るらしい Touch Diamond には負ける
S12HT 102x51x11.35 120g
Diamond 107x55x15.8 110g

テンキーは付いているものの、ソフトキー も OK ボタンも無いため
操作には画面タップが必要となります。


●画面

320x240 QVGA で、320 dot 側 (縦) が 5.2cm (5.2x3.9cm)
ちょうど EM・ONE の縦 (480dot) と同じ長さ (9.0x5.4cm)


●メニュー

メニューが複数入っています。

・普通のスタートメニュー
  ウィンドウズキー

・TouchFLO
  画面下のメニューバーを上に持ち上げる感じにスライド

・クイックリスト
  終話ボタン長押し

・クイックタスク
  テンキースライド

・クイックメニュー
  Today 画面右上から、タスクメニュー

・ホーム画面
  Today に表示されているメニュー


●通信

EM・ONE で契約した データプランの SIM でも通信可能
 → emb を選ぶ

タイトルバーのアンテナマークやアイコンが正しく表示されないことがあるけど、
接続自体は問題無さそう。

接続→接続→詳細設定→ネットワークの選択
  プルダウンメニューで EMnet から emb に変更する

ネット接続を手動でやるなら
  設定→接続→接続→既存の接続を管理→ポップアップメニューから接続
  ブラウザやインターネット共有でも可能

切断は CommManager
  設定→接続→CommManager →データ接続をタップ


●PC から接続 (インターネットの共有)

EM・ONE と違い、PC 側でモデムとしてダイヤルアップ設定を行うわけでは
ないようです。インターネットの共有を使います。

プログラム→インターネットの共有→接続
  PCとの接続方法は、USB または Bluetooth PAN を選択できる
  ここでも接続先を選択可能 → emb 等

S12HT 側で 接続 したら、PC 側から Bluetooth PAN で繋ぎます。

Vista の場合、ネットワークのプロパティから
  ネットワーク接続の管理→ Bluetooth ネットワークの接続
あらかじめペアリング等の設定が必要。

一応 EeePC 901 内蔵 Bluetooth + Vista の環境で接続できました。

Bluetooth 経由でも EM・ONE より高速です。


●ソフトの動作確認

touchkeysip
  問題無く動作します。ただし英語キーボード配列のキーコードが必要なので、
  一部の記号は修正が必要となるようです。
  (Today 画面には一切 plugin を入れていません。ホーム画面も外しています)

ChiRaKS
  きちんと動作しました。EM・ONE ではアクセラレータノ関係か描画に問題が
  ありましたが、EMONSTER lite S12HT では大丈夫です。


● ctrlswapmini や em1key に関して

EMONSTER lite S12HT は、キーボードを英語配列と見なしているようです。
その場合次の問題があります。

・キー配列が異なるため記号部分のキーコード修正が必要となる
・Advanced Wnn はテンキー入力専用なので、MS-IME に切り換えておく必要あり
・MS-IME が JISかな入力モードにならない

特に日本語入力のカスタマイズでは、JISかな入力の操作をシミュレートしている
ためうまく動作しないようです。

文字入力と関係ない単なるキーコードの置換のためなら em1key は利用できるかも
しれません。

em1key
ctrlswapmini


関連エントリ
EMONSTER lite S12HT の文字入力を MS-IME に切り替える
EMONSTER lite S12HT と文字入力



EMONSTER lite (S12HT) 標準の IME は Advanced Wnn です。
どうやら テンキーのトグル押し→仮名変換 専用に作られているらしく
Bluetooth 等の外部キーボードを繋いだ場合に日本語入力できませんでした。

症状について 詳しくはこちら

そこで、Advanced Wnn を使わずに MS-IME で日本語入力を行う方法を調べてみました。
下記のようにレジストリを書き換える必要があります。
(レジストリを書き換えは必ず自己責任で)

[HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\Layouts\e0010411]
"Keyboard Layout"="00000411"
"Ime File"="imjp31.dll"
"Layout Text"="Microsoft IME3.1(JPN)"

修正後、リセットまたは電源を入れ直すと MS-IME になります。

これで Bluetooth Keyboard を使っても、日本語入力の取りこぼしがなくなりました。
ローマ字入力で文字入力も漢字変換も出来ます。
その代わりテンキーで数字以外の文字を入力出来なくなります。

元に戻すにはレジストリの値を復元してください。
初期状態、Advanced Wnn の時の値は下記の通りです。

[HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\Layouts\e0010411]
"Ime File"="M5ImeMgr.dll"
"Layout Text"="Keytouch Multiplay"
"Keyboard Layout"="00000411"

割り切って、ソフトウエアキーボード & Bluetooth キーボード中心で使うなら
これもありかもしれません。
元々キーが少ないのでテンキーをカスタマイズに使えるし。


関連エントリ
EMONSTER lite S12HT と文字入力



先日 EMONSTER lite S12HT を購入しました。
EMOBILE の WindowsMobile 端末です。

EMONSTER lite (S12HT)

無線LAN 無し、QWERTY キーボード無し、GPS 無し、加速センサー無し
その代わり小さく薄く、比較的入手しやすい価格帯です。
スライドテンキー付き。画面タッチによる操作 TouchFLO も可能。


●キーコード

テンキーのコードは WindowsMobile の winuserm.h に定義されている値で、
いわば標準。キーに対して 1つのコードが割り当てられています。

0~9  VK_T0~VK_T9  '0'~'9'
*     VK_TSTAR      VK_F8
#     VK_TPOUND     VK_F9

通話  VK_TTALK      VK_F3
終話  VK_TEND       VK_F4

決して ZERO3 es 系のような、トグル入力を無理矢理再現したり、入力モード
によって異なるコード列が送られてきたりする複雑なものではありません。
テンキー入力の状態と入力文字の制御は、IME など別のところが受け持っているようです。


●IME

IME は Advanced Wnn で予測変換付き。
設定画面は次の操作で出てきます。

設定→個人用→入力→入力方法
  入力方法を「ひらがな/カタカナ」か「ローマ字/かな」に切り替えてから [オプション]

または [*] キーの長押しから「オプション」を選択

単語登録や予測入力を無効にすることが出来ます。


●テンキートグル入力

テンキーの操作は カーソルキー と 決定キー の他、
[1]~[9],[0],[*],[#],[C] だけで行います。
キーが少ないため [*] [#] はいくつかの機能を兼用しています。

確定済み状態
 [*] 文字種切り替え
 [#] 記号入力 (一覧表示)

入力候補がある状態
 [*] 濁点・半濁点
 [#] 逆トグル

長押し
 [0]~[9] 数字入力
 [*]   メニュー表示
 [#]   マナーモード切り替え

よって数字入力モード [12] でも '*' や '#' の直接入力は出来ません。

自動送りは無さそうです。

変換は「↑」

トグル入力時のカーソル位置は文字の右側につくタイプですが、
→ キー補正が無いようです。

同じ文字の入力を繰り返すとき区切りとして間に [→] キーを入れますが、
このときカーソを右に移動するキーコードも発行されます。

通常の文字入力では、常に IME 変換バッファの末尾にカーソルがあるため
カーソルの右移動も無視されるため問題となりません。

また英字入力時も必ず 1文字だけの IME バッファが活用されるので、
カーソル移動が無視されるため問題になりません。

唯一問題となるのは、日本語入力時にカーソル位置を左に動かして
文字の挿入状態で同じキーの文字を複数連続で打ちたい場合です。

ちなみに一般的な携帯ではカーソルが文字の左側に付くので、→ でカーソルを
送ると確定になります。

改行の単独入力は出来ないようです。


●タッチ入力

タッチパネルの反応は鈍め。
TouchFLO があるため指での操作に合わせて調整されているのか、
または付属の保護シートが堅いせいかもしれません。


● Bluetooth キーボード

USB Host は無いですが、Bluetooth によるキーボード接続は可能です。
RBK-2000BT2 で試してみました。

IME が On の場合、ローマ字入力を取りこぼしてまともに日本語入力出来ません。
たとえば素早く [k][a] と入力しても 'k' が落ちて「あ」が入ります。
ゆっくり1文字単位で [k]、[a] を入力するとやっと「か」が入ります。
IME の文字バッファが 1文字分しかない状態に似ています。

さらに RBK-2000BT2 の数字キー [1]~[9],[0] でもトグル入力になってしまい
直接数値入力が出来ませんでした。

IME を off にすると、上記のような取りこぼしもなくキータイプに合わせて
快適に英数字入力できるようになります。
ちなみに配列は英語キーボードなので、RBK-2000BT2 ではキー刻印通りに入力出来ます。

やはり IME レベルでテンキーのトグル入力処理が行われているようです。
そしてこの IME (Advanced Wnn) はテンキー入力専用に作られているらしく、
直接のキーボード入力には向いていません。

強制的に MS-IME に切り替える方法があれば解決するかもしれません。
MS-IME らしきファイルやレジストリは存在していました。

続き
EMONSTER lite S12HT の文字入力を MS-IME に切り替える


oga at 02:10
Program Files も Symbolic link で置き換えました。
やり方は前回の winsxs と同じです。
C:\Program Files にそのままアプリケーションを install しても
C: ドライブを圧迫することがありません。

セキュリティ系ソフトはさすがに Symbolic Link を拒否するらしく、
実在の path を指定する必要があります。

VisualStudio を install してみます。
追加で Windows\Microsoft.NET を Symbolic Link にします。
他のアプリが起動していなければ movefile を使わなくても可能です。
コマンドプロンプトをメニューの「管理者として実行」で起動します。

 cd C:\Windows
 robocopy Microsoft.NET D:\Windows\Microsoft.NET /E /COPYALL /SEC
 ren Microsoft.NET Microsoft.NET.moved
 mklink /d Microsoft.NET D:\Windows\Microsoft.NET

下記の 3フォルダが D: ドライブを指し示すようになりました。

 C:\Program Files → D:\Program Files
 C:\Windows\winsxs → D:\Windows\winsxs
 C:\Windows\Microsoft.NET → D:\Windows\Microsoft.NET

C: ドライブをほとんど消費することなく VisualStudio をインストールできます。
VisualC++ 2008 Express Edition 英語版を導入した結果。

インストール前
 C: free 1.76GB
 D: free 5.03GB

インストール後
 C: free 1.72GB
 D: free 4.57GB

XP の時より空き容量が増えました。
でもあまりやりすぎると最初から D: に OS インストールしたのと変わらないので
ほどほどに。


関連エントリ
EeePC 901 に WindowsVista
EeePC 901 に WindowsVista (2)
EeePC 901 に WindowsVista (3)
EeePC 901 に WindowsVista (4)


oga at 07:36
Vista 使っています。
C: ドライブの容量が限界です。速度の方は問題なし。

EeeUser に Vista の Symbolic Link を使って、最も容量を消費している
システムフォルダを別ドライブに逃がす方法が載っていました。

Move Vista's Side by Side Directory

Symbolic Link を張り替えるだけですが、OS 起動中はすでに dll 等が
読み込まれているため移動することが出来ません。
movefile コマンドを利用して、Windows 起動のタイミングでファイル操作を
行うように予約するのがポイントのようです。あらかじめダミーのリンクを
作成してうまくフォルダを置き換えています。

おそらくこの方法を使えば、Program Files を Symbolic Link に置き換えることも
出来るでしょう。

なお winsxs の取り扱いは非常に危険で、失敗すると確実に問題が起こります。
この辺は注意事項をよく読んで自己責任で試す必要があります。

実際に手順通りやってみました。

(1) movefile コマンドを入れる
(2) ダミーのリンクを作っておく
(3) winsxs のパーミッションを書き換える
(4) 起動時に winsxs をリンクに置き換えるように予約する
   この段階ではまだ元のフォルダを指し示しているだけ
(5) 再起動
(6) winsxs を別ドライブ D: にコピーする
(7) リンクを張り直して、コピー先の D: ドライブを参照するように置き換える
(8) 再起動
(9) これで元のフォルダを消せるはず

OS は無事起動し (8) まではとりあえず完了。
1.4GB ほどの削減になるはずですが、すべてのファイルを削除できず。
150GB ほどオープン中で消せないファイルが残りました。
これは何らかのアクセスが行われている証拠なので、置き換えが失敗している
可能性があります。

ただ D: を指している Symbolic Link を消すと、Explorer でもエラーが出る
ようになるため Link 版 winsxs へのアクセスもきちんと行われているようです。


容量削減したはずが、思ったように C: ドライブの空きが増えない現象でしばらく
悩みました。原因は C:\ に残った 500MB 近い pagefile.sys でした。

仮想メモリは "なし" に設定しています。
タイムスタンプが更新されておらずアクセス痕跡がなかったので、
設定前に作られたファイルが残っているだけのようです。
削除しましたが問題は今のところ発生していません。

これで C: ドライブの空きが 1.7GB まで増えました。

関連エントリ
EeePC 901 に WindowsVista
EeePC 901 に WindowsVista (2)
EeePC 901 に WindowsVista (3)
EeePC 901 に WindowsVista (4)
EeePC 901 に WindowsVista (5)




2008/07/21
Atom と 64bit

oga at 20:45
CPU Atom には 無印、N、Z と 3種類あり、それぞれ用途が分かれているようです。
このうち EM64T (Intel 64) 対応なのは無印のみ。N270 採用の EeePC 901 でも
使えませんでした。SSE3,SSSE3 には対応しています。

                                     x64
Diamondvill nettop  無印 Atom 230    ○
Diamondvill netbook N    Atom N270   × EeePC901,Aspire one,MSI U100
Silverhorne MID     Z    Atom Z500~ × Z520=D4,工人舎SC

Wikipedia List of Intel Atom microprocessors

下記のドキュメントの Datasheet を見ると Intel Atom Processor 200
Series Datasheet のみ Intel 64 architecture 対応と書かれています。
Intel Atom Processor Technical Documents

Acer Aspire one の spec には Atom N270 に「CPU(64bit対応)」と載っています。
日本エイサー Aspire one

過去のニュース記事などを検索してみると、Diamondvill = Intel 64、
または N2xx シリーズも 64 対応しているかのように書かれているものがいくつか
あったので、そのせいかもしれません。(自分も)

関連エントリ
EeePC 901 に WindowsVista


oga at 08:38
Vista に関して

・EeePC 901 では Aero が使えるので動作は十分速い。XP よりは低速

・容量が足りなくてアップデートできないので実用には問題あり。

・Vista インストールは時間がかかる
  特に「インストールの最終処理の実行中」の状態で
  ハングアップしたのではないかと勘違いするくらい。
  この画面でぴくりとも動かないまま 1時間46分。

・削りすぎて MS-IME で日本語入力出来なくなったけど ATOK2008 入れれば使用可能

・Vista は Symbolic Link が使えるので C: ドライブの任意のフォルダをそのまま
 D: に逃がすことが出来る。

・RAMDISK は Gavotte Ramdisk が使える。(関連)
 2GB 以下の RAM でメインメモリから確保する場合は、特別な操作もレジストリ
 設定とかも不要で簡単でした。

・起動時に ACPI のエラーダイアログが毎回 2つ出る
 AsTray で解像度変更が出来ない。WLAN/Bluetooth/Camera 等の切り替えは可能。

・バッテリーは意外に持つ
 Aero glass + 電源プラン バランス + wlan + 画面輝度下から 3番目
 の状態で、インストール作業や再起動などを繰り返しつつ 4時間 45分。
 通常の利用ならたぶんもっと持ちそう。


Symbolic Link は便利です。たとえば次のように実行すると、以後 c:\home の
中身は d: ドライブ (d:\var\home) に保存されます。

(1) コマンドプロンプトを管理者権限で起動 (右ボタンメニューで選ぶ)
(2) コマンド上で mklink /d c:\home d:\var\home

Microsoft SDKs のように C:\Program Files に入ってしまったファイルを
D: に移動する場合にも使えるでしょう。


OS に関係なく EeePC 901 はかなりバッテリーが持つ印象です。
直前まで使っていた EeePC 4G では、サスペンド状態でうっかり一晩放置して
しまうとバッテリーが空でした。901 は朝になっても起動します。
容量もそんなに減ってなかったので最初驚いたほど。

いろいろ利点の多い 901 なのに、それでも普段持ち歩きたくなるのは
EeePC 4G-X (701) の方だったりします。


関連エントリ
EeePC 901 に WindowsVista
EeePC 901 に WindowsVista (2)
EeePC 901 に WindowsVista (3)
EeePC 901 に WindowsVista (4)
EeePC 901 に WindowsVista (5)



oga at 04:50
容量削って 4GB SSD に Vista 入れてみました。

eeepc vista

敢えて使うメリットはないし XP より遅いしバッテリーも持たないけど
普通に使える Vista PC になりました。

WindowsVista SP1 Bussiness でのスコア

評価:                      2.7

プロセッサ:                3.0
メモリ(RAM):               4.5
グラフィックス:            4.1
ゲーム用グラフィックス:    2.7
プライマリハードディスク:  4.5

前回より SSD のスコアが向上しています。
現在の空き 930MB / 3.72GB

XP の時と同じように RAMDISK を設定してみました。
Vista なので ERAM ではなく Gavotte Ramdisk
参考ページ
PC Watch 32bit Windowsの管理外領域をRAM Diskに使う

(1) RAM 2GB から確保するため特に設定なしに、展開後そのまま
 ramdisk.exe を管理者権限で実行します。(右ボタンメニューから選ぶ)

(2) Install Ramdisk を押す

(3) パラメータ設定して [OK] を押す
 容量設定 (例 512M)
 ドライブレター設定 (例 R:)


関連エントリ
EeePC 901 に WindowsVista
EeePC 901 に WindowsVista (2)
EeePC 901 に WindowsVista (3)
EeePC 901 に WindowsVista (4)
EeePC 901 に WindowsVista (5)


oga at 22:55
EeePC 901 に WindowsVista を入れてみました。
GMA950 なのでエアログラス出ます。

eeepcvista

とりあえず SP1 未適用でのスコア

評価:                      2.7

プロセッサ:                3.0
メモリ(RAM):               4.5
グラフィックス:            4.1
ゲーム用グラフィックス:    2.7
プライマリハードディスク:  4.2


Vista Bussiness
RAM は 2GB に増設済み。
SSD 8GB 側にインストール。

Atom は EM64T (Intel64) 対応だと思ってましたが EeePC 901 では
使えないのでしょうか。
Vista x64 のインストーラでもエラーになったため 32bit 版を入れています。

インストール時に
・少なくとも 6068MB の空きが必要
・推奨 11364MB
とおこられたのでまずは 8GB 側 SSD へ。

インストール直後の空き容量は下記の通り
 空き 1.84GB / 合計 7.50GB

チップセットドライバや LAN/WLAN ドライバは付属 CD-ROM のもの。
VGAドライバは intel サイトから 945GM Vista 用 winvista_1583.exe
をダウンロードして適用。
bluetooth やサウンドは標準で認識しています。

初期動作は極めて低速で、インストールだけ何時間もかかっています。
プロセッサは余裕があるものの 8GB SSD のアクセスがボトルネックと
なっているようです。

VGA ドライバが入ってエアログラス表示になったらましになりました。
表示速度や単純な操作のレスポンスは十分ですが、アップデートなど
ディスクアクセスが伴う処理は非常に重くかなり低速です。

vLite 使ったら容量が減ったので、4GB 側にも入れてみます。



EeePC 901 に WindowsVista (2)
EeePC 901 に WindowsVista (3)
EeePC 901 に WindowsVista (4)
EeePC 901 に WindowsVista (5)


超えました。

Folding@Home Client statistics by OS

OS Type             Current TFLOPS*   Active CPUs    Total CPUs
Windows             199               209518         2096062
Mac OS X/PowerPC    7                 8278           117514
Mac OS X/Intel      27                8852           54620
Linux               72                42255          319308
GPU                 1008              9168           20261
PLAYSTATIONR3       1374              48739          562786
Total               2687              326810         3170551

Last updated at Thu, 17 Jul 2008 06:04:12 


関連エントリ
GPU で Folding@home
GPU で Folding@home (3)


2008/07/15
Eee PC 901 その2

oga at 05:37
内蔵 Bluetooth はマウスと EM・ONE のダイヤルアップ接続に使用。
VGP-BMS30
出っ張りなしでワイヤレスマウスが使えるようになりました。

Bluetooth stack は まだ評価したことがない
WIDCOMM Bluetooth Software 5.1.0 でした。
一応今までと同じようにペアリング出来ることを確認。
自作ソフトも動作しました。


キーボード配列の変更は、以前こちらに書いた レジストリ設定を
そのまま使っています。[ひらカタ] を 変換キー にしています。


固定の D: ドライブが 8GB あるため、アプリケーションのインストールは
比較的容易です。ただし必ず C: に入ってしまうコンポーネントもあります。

以前 VisualStudio 2008 Professional を EeePC 4G-X に install したときは
C: ドライブに 1.6GB の空きが必要でした。
今回は VisualC++ 2008 Express Edition にしました。
少しでも容量を食わないよう英語版。

途中のインストールオプションをすべて無視し、インストール先を D: に
変更した状態で必要容量は下記の通りです。

C: 733 MB
D: 238 MB

C: ドライブに入るのは .NET Framework ~3.5 と Microsoft SDKs
この 2つがかなりの容量を占めています。
前回 は Microsoft SDK を手動で移動しました。

C: ドライブの空き容量の変化

1.44GB インストール前
918MB VisualC++2008 Express Edition を D: にインストール後
730MB DirectX SDK June2008 を D: に install 後

関連エントリ
Eee PC 901
Eee PC に VisualStudio 2008 を入れてみた
Eee PC 4G 買いました
Toshiba bluetooth stack と Bluesoleil 対応


2008/07/12
Eee PC 901

oga at 18:11
今日発売の新しい EeePC 901 買ってみました。
ASUS Eee PC 901
Atom プロセッサ搭載の PC は初めてです。

以前の EeePC 4G-X (700) と比べて本体が厚くなりました。
キーボード側だけでなく液晶側も厚みが増しており、
角が取れて全体的に丸みがかっています。
薄くスマートだった 4G と比べるとだいぶ印象が異なります。
本体も以前より重くなっています。

EeePC 4G で個人的に不満だった下記の点が一気に解消されています。
・画面解像度
・SSD の容量
・バッテリー寿命
・Bluetooth 内蔵

画面解像度は待望の縦 600ドットです。
これでインストーラやダイアログがはみ出て見えなくなったり、
ボタンが押せなくなったりすることもないでしょう。

内蔵 SSD は 12GB ですが、システムの C: ドライブは 4GB のままです。
C: の空き容量は従来通り若干苦労しそうです。
ただ最初から XP の SP3 が入っており、ページングファイルも無しに
設定されていました。

8GB の D: ドライブ側は Program Files フォルダのみ作られており
ほとんど空いています。アプリケーションはこちらに入れられるため
当分は SD カードを頼る必要もなさそうです。

EeePC 4G ではシステム系のアプリも SD にインストールしていたので
かばん中でカードが抜けたりしていないか心配でした。

Bluetooth も 4G では小型アダプタを USB ポートに指しっぱなしに
していたので、内蔵化は素直に嬉しいところです。
最初は Bluetooth が off になっていてアダプタが見つからないと
いわれます。Fn + F2 か EeePC Tray Utility で有効にしておく
必要があります。

バッテリー寿命には期待大です。
まだ実際に運用していないのでどれだけ持つかわかりませんが、
EeePC 4G では 1日持たないので AC アダプタを持ち歩いていました。


全体的にみて、EeePC 4G と比べて購入後すぐ使える普通の PC に進化した印象です。
最初にそれほど手を入れなくても、
調べたり設定変更を駆使したりメモリや SD を増設しなくても、
そのままでも十分使えそうです。

・画面が広くなった
  ダイアログなどがはみ出たときは、Tray Utility を使って上下
  スクロールモードに切り替える、といった専用の知識なしで使えます。

・RAM が増えた
  最初から 1GB (最大 2GB) なので、増設しなくてもページングファイル
  なしで大丈夫そうです。

・内蔵 SSD に余裕が出来た
  SD 運用スタイルを構築しなくても済みそう。

・バッテリー寿命が大幅に増えた
  4G ではバッテリーが持たない上に予備 AC アダプタが入手しづらく
  苦労しました。


その他気がついたことなど

デフォルトが classic スタートメニュー

CPU Atom は HT が有効になっているので、single core ですが
タスクマネージャーでは 2 cpu に見えます。

キーボードも端子類の配列レイアウトも EeePC 4G と同じなので
乗り換えの違和感は全くないです。

SD カードスロットはダミーカード入り。

関連エントリ
Eee PC 4G 買いました



データの追加と更新

GeForceGTX280     (240sp) Vista x64 177.41 = 1時間 45分 (105)
GeForceGTX260     (192sp) Vista x64 177.41 = 2時間  2分 (122)
GeForce8800GTX    (128sp) XP x86    175.16 = 2時間 42分 (162)
GeForce8800GTS640 ( 96sp) XP x86    175.16 = 5時間 12分 (312) 新
GeForce9600GT     ( 64sp) XP x86    175.16 = 4時間 10分 (250)
RADEON HD4870    (800spu) XP x86     8.6   = 2時間 33分 (153) 修正


関連エントリ
GPU で Folding@Home (2)


GPU で Folding@Home」で触れた処理時間を
もう少し調べてみました。

Folding@home
GPU2 client 6.12 beta8
複数の PC で走らせておいて、logfile から 2回以上演算結果の平均をとったもの。
データサイズ 25000 のデータのみ。

GeForceGTX280     (240sp) Vista x64 177.41 = 1時間 45分
GeForceGTX260     (192sp) Vista x64 177.41 = 2時間  2分
GeForce8800GTX    (128sp) XP x86    175.16 = 2時間 42分
GeForce9600GT     ( 64sp) XP x86    175.16 = 4時間 10分

8800/GTX260 は複数の異なるスペックの PC で走らせましたが
ほぼ一定の時間で終了しました。
PC 本体の性能が異なっていても大きな影響はないようです。
OS が違うともう少し差が生じるかもしれません。

まだ得られたデータが1回分だけなので正確ではないかもしれませんが
一応 RADEMON も。

RADEON HD4870     (800spu) XP x86   8.6    = 2時間 52分
RADEON HD4870     (800spu) XP x86   8.6    = 2時間 33分


関連エントリ
GPU で Folding@Home



ATI (AMD) RADEON HD4870 にほんの少しだけ触ることが出来ました。

普通の GPU として描画を試しただけですが、
結果は・・予想よりもずっと速い。

ゲームやベンチマークできちんと調べたわけではないのですが、
GTX200 クラスなのは間違いないようです。
走らせるプログラムや条件次第ではあるものの
もとから GeForce が苦手とする機能もあるので
今後 4800 が普及するとさらに状況が変わってくるかもしれません。

Direct3D10.1 / SM4.1 も動くし、GS を活用できるし、
280 のほぼ半分という価格差を考えるとかなり魅力的ですね。

AMD のドライバダインロードのリストに 4800 シリーズが無い点は要注意。
3870 とか選んで、CATALYST 8.6~ を入ればいいようです。


気がついたら GPU だけでも 1PETA FLOPS 目前

OS Type 	     Current TFLOPS* 	Active CPUs 	Total CPUs
Windows              200                210773          2081016
Mac OS X/PowerPC     7                  8411            117132
Mac OS X/Intel       27                 8860            53468
Linux                74                 43812           316280
GPU                  902                8199            17284
PLAYSTATIONR3        1332               47241           553464
Total                2542               327296          3138644

Last updated at Sat, 05 Jul 2008 06:04:04 


NVIDIA の新しい GeForce ドライバは Folding@Home に対応しています。
GTX280/260、8800GTX、9600GT で実際に走らせてみました。

ダウンロードするクライアントは次のページにある V6 Beta GPU2 です。
Folding@home DownloadWinOther

GTX280/260 (177.41) の場合 Vista x64 でも動作しましたが、
8800/9600 (175.19) の場合は起動するもののうまく進行しませんでした。
XP x86 では大丈夫です。

・GTX280 (177.41 + Vista x64)
・GTX260 (177.41 + Vista x64)
・8800GTX (175.19 + XP x86)
・9600GT (175.19 + XP x86)

速度は非常に速いです。
走らせた PC のスペックがばらばらで、またデータによって異なるので
おおざっぱですが 25000 のデータで
GTX280 2時間かからず、GTX260 2時間10分程度、8800GTX 2時間 40分くらい。
9600 はもっとかかっています。
これらの PC は他の作業しながらのデータなので、
あんまり当てにならないかもしれません。

期待の RADEON 4870 は試せる PC がなかったのでまだ未調査です。

関連エントリ
Folding@Home 1PFLOPS 達成?
Folding@Home PS3で 1PETA FLOPS