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October 2009 の記事

Ubuntu のデスクトップ環境はよくできています。
設定とかウィンドウ上のダイアログだけで済んでしまうし、普通に使っている分には
Windows とあまり変わらない印象です。

もちろんコマンドシェルを使った方がやれることが多いだろうし、以前から Linux や Unix 系
OS を使っている方ならコマンドを打ち込んだ方が早いかもしれません。
そのため古くから使っている人だけでなく、ネット上に蓄積されている情報もコマンドで作業する
ものが多くなっています。
今後誰でも使える環境を目指すなら、コマンドに頼らない GUI だけで活用するノウハウも
必要になってくるのではないでしょうか。


● VPN の設定

通知スペースにある 無線LAN のアイコンをクリックすると「VPN 接続」という項目があります。
そのまま設定できそうですができませんでした。何らかのマネージャーを登録する必要があるようです。

ここでは PPTP を使っています。

・アプリケーションの追加と削除から PPTP で検索
・PPTP VPN Connection Manager が見つかったのでインストール
 (チェックボックスにチェックを入れて、変更の適用)

これで通知スペースのネットワークアイコンから「VPN 接続」を選べるようになりました。

・VPN の設定から [追加]
・VPN 接続タイプで PPTP を選択して [作成]
・必要な項目を書き込む

「VPN 接続」のメニューに書き込んだ項目が追加されました。
これでうまくいきそうに見えますがつながりません。

エラーが出ているようですが、右上の通知も一瞬で消えるので原因もよくわからないまま。
ログアウトして再ログインしてもだめでした。

しばらく悩んだものの、結局再起動したらあっさりつながりました。
ネットワークアイコンにもログイン状況を示すアニメーションや鍵マークが表示されて
VPN で繋がっています。


●クイックスタートボタンを無効化する

本体支える場所が少ないのでクイックスタートボタンをよく触ってしまいます。
下記の設定で無効化できることがわかりました。

設定 → キーボード・ショートカット → デスクトップ →「Run a defined commnd」

XF86HomePage, XF86WWW, XF86Mail, 0xca と書かれているのがそれぞれ
HOME, Web, Mail, ☆ ボタンに相当するようです。
個別に選択して [BS] キーを押すと「無効」になります。
設定を変更したら、いったんログアウトして再ログインし直すと反映されます。
元に戻すには、個別に選択して対応するキーを押せば OK です。


● Flash プラグイン

ブラウザが落ちやすくなったので結局無効にしてしまいました。
ツール → アドオン → プラグイン → Shockwave Flash 無効化


●片手だけタッチタイプで使う

(1) 両手とも5本指

テーブルに置いた状態では、両手でキーボードをたたいています。
パソコンと同じようにホームポジションに手を置きながら。
オプティカルポイントは人差し指で操作です。

(2) 親指のみ

電車の中など立って使う場合は、両手で持って親指でオプティカルポイントを操作しています。
この場合キーボードも親指打ちになります。

でもこれだと中央のキーを打ちづらいしあまり速く打てないので、文章を打つ場合は
右手だけ 5本指を使うようになりました。

(3) 親指+5本指

左手は本体のホールド兼用で、左側のキーを親指で打ちます。
右手はホームポジションに乗せて、そのまま (1) と同じようにタッチタイプします。
オプティカルポイントは人差し指や中指で。

この打ち方のメリットは右手側のキーだけ見なくても速く打てることと、左手の親指が届かない
真ん中のキーを右手でカバーできることです。
デメリットは本体を支える左手が疲れること。
左右逆でもよいかもしれません。


●NetWalker

個人的にはタッチタイプできる絶妙なサイズのキーボードで、予想に反して手放せないものと
なりつつあります。

親指打ちに特化されたキーボードだと、上のような組み合わせた持ち方&打ち方は出来ないし、
これ以上キーボードが大きくなるとおそらく本体も重くて片手で支えられなくなります。
複数の打ち方を使い分けられる別のジャンルと割り切ってよいのではないでしょうか。
Netbook が買える価格帯であることを考えると決して万人には勧められませんし、それぞれ
個別に見ていくと中途半端に見えるかもしれません。
だけど今まで無かったこの中途半端なサイズを求める人にはぴったりかもしれません。

今後キーの質が改良されるのは望むべきことですが、サイズとか他のところはあまり大きく
変えないで欲しいというのが今の感想です。


関連エントリ
NetWalker PC-Z1 と親指シフト入力
NetWalker PC-Z1 Bluetooth とキーカスタムその他
NetWalker PC-Z1 意外にいける
Netwalker PC-Z1 買いました


コメントをいただきましたのでこちらにも書いておきます。
NetWalker は購入後、何のソフトを入れなくても最初から親指シフト入力が可能です。
もしかして富士通以外のメーカー PC で親指シフト入力に最初から対応しているのは、
これが初だったりするんでしょうか。
実は Anthy が親指シフト入力に対応しているおかげです。

設定から
 システム → 設定 → SCIM入力メソッドの設定 → IMエンジン → Anthy

入力方式: 親指シフト入力方式

に切り替えれば OK です。

以後デフォルトが「親指シフト入力」になりますし、この状態でも [Alt] + [ローマ字] を押せば

ローマ字入力 → かな入力 → 親指シフト入力

と順番に切り替わります。細かいカスタマイズも出来ます。

ただし難点もいくつかあります。

・NetWalker のキーの出来(つくり)が悪くてタッチタイプするにはかなり練習が必要
・キーボードの周囲がせり上がっていて、下段のキーを親指で押しづらい
・[ね,][ほ.] のキーが小さい
・カスタマイズしないと [ん;] のキーが遠い

幸いなことにキーの入れ替えは標準の機能で出来ます。親指シフト入力向け (?) の
キー入れ替えはこちら をどうぞ。
USB や Bluetooth の外付けキーボードを使えば問題ないかもしれません。

キーボードの周囲の縁はいつか削ろうと思ってます。

↓削りました
netwalker_01.jpg


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