2010/12/29
Android ポータブルプレイヤー ZEN Touch 2 も使ってみた
Creative ZEN Touch2 はありそうでなかった Android 端末です。
ポータブル Media Player ですが Android OS 2.1 を採用しており、
ネット接続はもちろんアプリケーションの追加もできます。
ちょうど iPod touch の Android 版のようなもの。
・Creative ZEN Touch2
・Creative ZEN Touch2 with GPS
ZEN Touch2 の店頭モデル (8GB) を ZiiO7 と一緒に持ち歩いて使ってみました。
●買うまで最も気になっていたところ
購入前に一番心配&気になっていたのはパフォーマンス面です。
web でもスペックが一切明らかになっておらず未知の状態でした。
ところが実際に店頭で目にしたときは、むしろサイズの方に目が行きます。
・3.2インチと画面が小さいのに本体がスマートフォンサイズ
・厚めのプラスチックで覆われた本体に、液晶面が深い位置に埋まってる
そしてふと冷静に分析します。
すぐ隣の売り場にあった ipod touch と比べたら、サイズも薄さも軽さも
画面サイズも画面解像度もプロセッサパワーもアプリ数もマルチタッチも
センサーもおそらく勝てません。
Creative ZEN Touch2 の良いところは
・高音質な Bluetooth 再生 Pure Wireless Entertainment
・ポイント還元10%の19800円という価格
・背面カメラの画素数
・microSD カードで容量を増やせる
さらに直販の GPS モデルだと
・3G機能なしで買える珍しい GPS/Compass 搭載機
・FMラジオ
も追加。
やっぱりすでに Snapdragon + RAM 512MB クラスの Android スマートフォンを
持っているなら、位置付けとしてはあまり必要性を感じません。
●店頭で触ってわかったこと
逆に店頭で実際に触ってみてわかったのは、予想に反してレスポンスが良かったこと。
意外にきびきび動きます。
内蔵アプリを複数起動しても極端に重くなったりせずちゃんと使えます。
パフォーマンス面の心配はなさそうです。
抵抗膜式のタッチパネルも店頭で触った限りはきちんと反応していました。
大いに悩んだけど、開発機として GPU の詳細が知りたかったので購入に踏み切り
ました。
●CPU/GPU/RAM 容量
詳細はこちら
・Creative ZEN Touch 2 と OpenGL ES 2.0
i.MX51 : Cortex-A8 800MHz, AMD Z430
CPU は予想より強力で GPU も必要十分です。
RAM 容量は 256MB と少ないけれど良く動いています。
・画面サイズが 480x320 と小さい
・電話機能もないし余計なアプリが一切動いていない
ことが原因としてあげられます。
特に余計なアプリが全く入っていないのは非常に良いです。
内蔵機能(アイコン)一覧 : ZiiO7 との対応付け比較
・カレンダーすらない割り切り
・ライブ壁紙もない、使えない
・Home 画面も Android の標準状態
キーボードも一切ない素の状態が非常に気持ちいいです。
ライブ壁紙もなく、パフォーマンスを食う余計な機能を全部取り払った
かのような最小構成が気に入りました。
●タッチパネル
タッチパネルは ZiiO 同様抵抗膜式です。
触れただけでは反応せずわずかに押しこむ力加減が必要です。
指以外でもスタイラスペンなど尖ったもので操作できます。
ZiiO だとほぼ問題なく扱えるのですが ZEN Touch2 は結構ミスが出ます。
画面サイズのが小さいせいかもしれません。
反応が固めの印象で、きちんと力を入れないと反応しないことがあります。
特に設定画面のようなリストのスクロールが難しく、油断するとスライドの
つもりが選択されてしまいます。
一定の圧力を保ったまま移動できずパネルから浮いてしまう瞬間が
あるのでしょう。
もうしばらく使い込みと練習が必要だと感じました。
●Android ボタン
左(下)から [検索] [BACK] [MENU] と並びます。
ZiiO 同様に抵抗膜式タッチパネルの一部です。
[HOME] はさらに一段下(右)にあり、HOME だけ押しこんで反応する物理キー
となっています。
そもそもボタン並びが ZiiO と違います。
バックライトや振動フィードバックはありません。
●リセットボタン
microSD カードスロットのフタを開けると、根元の方にリセット穴があります。
電源ボタンの長押しでは強制切断できないので、トラブルがあったときはこの
リセットボタンを使います。
原因不明ですが、購入直後に数分放置しておいたら、何も操作を受け付けず
固まっていたことが 2度ありました。
出先で細いものが見つからず、リセット出来ずに困ったことがあります。
今ではリセットピンを携帯してます。
●液晶
ZiiO7 より発色が良く見えます。
デザインは横型なのに、液晶は縦持ちで見た時が自然な視野角になります。
HDMI 出力はありませんが、メニューを見ると Video 出力がありそうです。
●アプリ
さすが Android 端末で、徐々にアプリを入れてカスタマイズしていくと
だんだん好みの環境になってきます。
Android マーケットが無いので、LuvPad や ZiiO と同じように
アプリケーションを自分で準備してインストールします。
ZiiO と違い ZiiStore もありません。
やはりアプリのインストールや更新は少々手間がかかるかもしれません。
●最後に
タッチパネルの操作は若干慣れが必要です。
マーケットの利便性を考えると純粋な Android 入門としてはお勧めできません。
ミュージックプレイヤーとしては少々大きめ。
メディアプレイヤーとしては他にも選択肢があります。
ここに Android アプリが動くという価値がどの程度プラスになるかが判断の
境目でしょうか。
個人的には最小構成な点は気に入りました。
ごてごてとカスタマイズされた全部入りスマートフォンよりも良いです。
これで本体サイズがさらに小さいなど、持つことにメリットがあれば面白い
と思います。自分の場合買うために若干勇気が必要でした。
マルチタッチはないけど、本体の入手しやすさを考えると開発機としても
良いかもしれません。
関連エントリ
・Creative ZiiO 7 使ってみた
・Creative ZiiO 7 ZMS-08 GPU と OpenGL ES 2.0
・Android LuvPad AD100 を1日持ち歩いた
ポータブル Media Player ですが Android OS 2.1 を採用しており、
ネット接続はもちろんアプリケーションの追加もできます。
ちょうど iPod touch の Android 版のようなもの。
・Creative ZEN Touch2
・Creative ZEN Touch2 with GPS
ZEN Touch2 の店頭モデル (8GB) を ZiiO7 と一緒に持ち歩いて使ってみました。
●買うまで最も気になっていたところ
購入前に一番心配&気になっていたのはパフォーマンス面です。
web でもスペックが一切明らかになっておらず未知の状態でした。
ところが実際に店頭で目にしたときは、むしろサイズの方に目が行きます。
・3.2インチと画面が小さいのに本体がスマートフォンサイズ
・厚めのプラスチックで覆われた本体に、液晶面が深い位置に埋まってる
そしてふと冷静に分析します。
ZEN Touch 2 : 120 x 60 x 13mm 122g 3.2inch 480x320 iPod touch 4 : 111 x 58.9 x 7.2mm 101g 3.5inch 960x640
すぐ隣の売り場にあった ipod touch と比べたら、サイズも薄さも軽さも
画面サイズも画面解像度もプロセッサパワーもアプリ数もマルチタッチも
センサーもおそらく勝てません。
Creative ZEN Touch2 の良いところは
・高音質な Bluetooth 再生 Pure Wireless Entertainment
・ポイント還元10%の19800円という価格
・背面カメラの画素数
・microSD カードで容量を増やせる
さらに直販の GPS モデルだと
・3G機能なしで買える珍しい GPS/Compass 搭載機
・FMラジオ
も追加。
やっぱりすでに Snapdragon + RAM 512MB クラスの Android スマートフォンを
持っているなら、位置付けとしてはあまり必要性を感じません。
●店頭で触ってわかったこと
逆に店頭で実際に触ってみてわかったのは、予想に反してレスポンスが良かったこと。
意外にきびきび動きます。
内蔵アプリを複数起動しても極端に重くなったりせずちゃんと使えます。
パフォーマンス面の心配はなさそうです。
抵抗膜式のタッチパネルも店頭で触った限りはきちんと反応していました。
大いに悩んだけど、開発機として GPU の詳細が知りたかったので購入に踏み切り
ました。
●CPU/GPU/RAM 容量
詳細はこちら
・Creative ZEN Touch 2 と OpenGL ES 2.0
i.MX51 : Cortex-A8 800MHz, AMD Z430
CPU は予想より強力で GPU も必要十分です。
RAM 容量は 256MB と少ないけれど良く動いています。
・画面サイズが 480x320 と小さい
・電話機能もないし余計なアプリが一切動いていない
ことが原因としてあげられます。
特に余計なアプリが全く入っていないのは非常に良いです。
内蔵機能(アイコン)一覧 : ZiiO7 との対応付け比較
ZEN Touch2 ZiiO 7inch --------------------------------------------------- Explorer ZiiExplorer PAA PAA Setup Info Setup Info ZiiO Space ZiiO Space アラーム 時計 カメラ カメラ ギャラリー ZiiPhoto/ZiiVideo ブラウザ ブラウザ メール メール ユーザーズガイド ユーザーズガイド 音楽 ZiiMusic 音声レコーダー ZiiMicrophone 設定 設定 電卓 電卓 ZiiAcademy Audible RSSリーダー ZiiStore カレンダー タスクマネージャー メモ帳 --------------------------------------------------- Android キーボード Android キーボード Google Pinyin Hanwang Handwriting IME ---------------------------------------------------
・カレンダーすらない割り切り
・ライブ壁紙もない、使えない
・Home 画面も Android の標準状態
キーボードも一切ない素の状態が非常に気持ちいいです。
ライブ壁紙もなく、パフォーマンスを食う余計な機能を全部取り払った
かのような最小構成が気に入りました。
●タッチパネル
タッチパネルは ZiiO 同様抵抗膜式です。
触れただけでは反応せずわずかに押しこむ力加減が必要です。
指以外でもスタイラスペンなど尖ったもので操作できます。
ZiiO だとほぼ問題なく扱えるのですが ZEN Touch2 は結構ミスが出ます。
画面サイズのが小さいせいかもしれません。
反応が固めの印象で、きちんと力を入れないと反応しないことがあります。
特に設定画面のようなリストのスクロールが難しく、油断するとスライドの
つもりが選択されてしまいます。
一定の圧力を保ったまま移動できずパネルから浮いてしまう瞬間が
あるのでしょう。
もうしばらく使い込みと練習が必要だと感じました。
●Android ボタン
左(下)から [検索] [BACK] [MENU] と並びます。
ZiiO 同様に抵抗膜式タッチパネルの一部です。
[HOME] はさらに一段下(右)にあり、HOME だけ押しこんで反応する物理キー
となっています。
そもそもボタン並びが ZiiO と違います。
バックライトや振動フィードバックはありません。
●リセットボタン
microSD カードスロットのフタを開けると、根元の方にリセット穴があります。
電源ボタンの長押しでは強制切断できないので、トラブルがあったときはこの
リセットボタンを使います。
原因不明ですが、購入直後に数分放置しておいたら、何も操作を受け付けず
固まっていたことが 2度ありました。
出先で細いものが見つからず、リセット出来ずに困ったことがあります。
今ではリセットピンを携帯してます。
●液晶
ZiiO7 より発色が良く見えます。
デザインは横型なのに、液晶は縦持ちで見た時が自然な視野角になります。
HDMI 出力はありませんが、メニューを見ると Video 出力がありそうです。
●アプリ
さすが Android 端末で、徐々にアプリを入れてカスタマイズしていくと
だんだん好みの環境になってきます。
Android マーケットが無いので、LuvPad や ZiiO と同じように
アプリケーションを自分で準備してインストールします。
ZiiO と違い ZiiStore もありません。
やはりアプリのインストールや更新は少々手間がかかるかもしれません。
●最後に
タッチパネルの操作は若干慣れが必要です。
マーケットの利便性を考えると純粋な Android 入門としてはお勧めできません。
ミュージックプレイヤーとしては少々大きめ。
メディアプレイヤーとしては他にも選択肢があります。
ここに Android アプリが動くという価値がどの程度プラスになるかが判断の
境目でしょうか。
個人的には最小構成な点は気に入りました。
ごてごてとカスタマイズされた全部入りスマートフォンよりも良いです。
これで本体サイズがさらに小さいなど、持つことにメリットがあれば面白い
と思います。自分の場合買うために若干勇気が必要でした。
マルチタッチはないけど、本体の入手しやすさを考えると開発機としても
良いかもしれません。
関連エントリ
・Creative ZiiO 7 使ってみた
・Creative ZiiO 7 ZMS-08 GPU と OpenGL ES 2.0
・Android LuvPad AD100 を1日持ち歩いた
2010/12/28
Creative ZiiO 7 使ってみた
ZiiO7 を 1日使ってみました。
ZiiO は Creative の Tablet 型 Android 端末です。
・Creative ZiiO 7
●大きさ
Galaxy Tab のレビューによくある「ちょうどいい大きさ」に納得といった感じです。
・10インチほど重くない、片手で持って疲れない重さ
・スマートフォンより画面が大きい、解像度は低いが情報量が多くタッチしやすい
基本はタブレットですが、7インチサイズは持ちやすさと軽さのバランスが
とれた位置にあると感じました。
●タッチパネル
買った直後は失敗だったかと一瞬後悔したのがタッチパネルです。
店頭でも十分試したし、感圧型、抵抗膜式だと頭では分かっていたけど電源投入
直後の ID 登録画面ではまりました。
・開封直後のタッチパネルは食いつきが良く滑りが悪い
・タッチパネルのキャリブレーション前なのでタッチ位置がかなりずれていた
「設定 → サウンド&画面設定 → Touch screen calibration」で
キャリブレーションしたり、設定などを行っているうちに力の入れ具合が
分かってきます。
・ホーム画面の空きエリアなど、タッチボタンでないところは静電式みたいに
指の押し付けでスライド可能。軽くスライドしても反応。
・リスト画面など全面タッチ可能なボタン部分のスクロールは間違ってタッチになる。
爪を立て気味にして素早くスライドするとミスしづらい。
・ブラウザのリンクやソフトキーボードなど小さいボタンは爪で軽く押せるので
狭いエリアに対して確実に操作できる。
慣れると比較的スムーズに使えています。保護シートはなしです。
特にソフトキーボードとの相性は良いと感じました。
縦持ちで QWERTY キーボードが押しやすい大きさとなり、両手の親指の先端で
押すようにすればかっちり反応します。
LOOX U/G90 など、抵抗膜タイプでもマルチタッチ可能なパネルはありますが
残念ながら ZiiO はシングルタッチのみです。
●ボタン
Android ボタンは左から [検索] [HOME] [MENU] [戻る]。
液晶部と同じタッチパネルの一部です。
ここは未だに正確な操作できず、ミスして何度か押し直すことがあります。
設定で振動のフィードバックがありますので、ON にしていれば多少ましに
なるようです。ただ振動よりモーター音が気になるかも。
またバックライトがないので暗いところでは識別が困難です。
触ってわかるようなシールを貼るなど、改善のため工夫が必要かもしれません。
●電源ボタン
電源も少々押しづらいボタンです。
スリープからの復帰が遅いので、反応していないと思って何度も押してしまう
ことがあるからです。
一度カチッと押したら2~3呼吸ほど待つのが正解。
タイミングが分かるまでは何度も押してしまい、場合によってはデジタイザが
反応しなくなり強制シャットダウンしなければならないことがありました。
ZiiO7 は電源ボタン長押しで強制シャットダウンです。
(ZEN Touch2 は長押しシャットダウンが出来ず、microSD スロットの横の
リセット穴を使います。リセットピンの携帯が必須。)
LuvPad は何らかのボタンが押されてよく電源が入ってしまうことがあります。
ZiiO7 の電源は勝手に押されることがなく、他のボタンでもスリープから
復帰しないので大丈夫そうです。
●画面
やはり視野角が狭く、縦持ちだと若干左右の見え方の違いが気になります。
ただ比較的画面が小さいせいか、LuvPad よりはあらが目立ちません。
水平に置いても画面の回転が暴れることがなく HOME 画面も回転ロックできます。
解像度は 800x480 で決して高くなく発色も浅めです。
まだ試していませんが HDMI 出力が付いています。
ZEN Touch2 の方は HDMI でなく Video 出力があるようです。
●ソフトウエアなど
HOME 画面も独自で多数の Zii アプリが揃っています。
この点最小限のアプリしか含まれていない ZEN Touch2 とは大きく違います。
Android 端末として使うなら、最初にある程度ソフトウエアの導入が必要でしょう。
ZiiO Space は Simeji の導入や AndroApp, Andronavi へ導いてくれますが
やはり Android マーケットが無いのは手間がかかります。
ZiiStore という独自ストアもありますが登録本数は多くありませんでした。
●最後に
難点は HOME/MENU/BACK ボタンが押しづらいことと液晶の質。
縦持ちだと右からみると濃く見えて、左からは全体的に薄くなります。
マーケットアプリもないのでアプリの導入や更新は簡単ではありません。
それでも個人的には持ち歩きたくなる端末です。
本体も薄型で抵抗膜式なのにスムーズに操作できてブラウザも見易いサイズ。
ソフトキーボードも程よい大きさで押しやすかったので、モバイルルータと
セットで活躍しそうです。
関連エントリ
・Creative ZiiO 7 ZMS-08 GPU と OpenGL ES 2.0
・Android LuvPad AD100 を1日持ち歩いた
2010/12/07
Android OS 2.3 と NDK r5
新しい Android OS 2.3 Gingerbread が公開され、同時に SDK も新しくなりました。
特に嬉しいのが NDK の強化。NDK r5 がリリースされています。
・Android SDK
Native 向け API が大幅に追加されたようで、従来 Java + JNI 経由で受け取って
いた入力関係、Java でないと初期化出来なかった EGL 関連も Native code で
記述できるようになっています。
下記の NativeActivity の例を見ると C だけで書かれているのがわかります。
・NativeActivity
NDK を使うとデバッグが大変だったので、gdb が含まれるようになったのもかなり
重要なポイントでしょう。
C/C++ の利点はプラットフォームの垣根を越えた共通言語であること。
ライブラリやツールをシェアし、core 部分を移植しやすくするという意味でも
C/C++ のサポート強化は歓迎です。
ndk-build の使い方は r4 と同じですが、内部のディレクトリ構成は結構変わって
いるようです。
自分で build system を構築している場合は少々手を入れる必要があります。
関連エントリ
・Snapdragon と浮動小数演算速度
・Android NDK r3 と OpenGL ES 2.0
特に嬉しいのが NDK の強化。NDK r5 がリリースされています。
・Android SDK
Native 向け API が大幅に追加されたようで、従来 Java + JNI 経由で受け取って
いた入力関係、Java でないと初期化出来なかった EGL 関連も Native code で
記述できるようになっています。
下記の NativeActivity の例を見ると C だけで書かれているのがわかります。
・NativeActivity
NDK を使うとデバッグが大変だったので、gdb が含まれるようになったのもかなり
重要なポイントでしょう。
C/C++ の利点はプラットフォームの垣根を越えた共通言語であること。
ライブラリやツールをシェアし、core 部分を移植しやすくするという意味でも
C/C++ のサポート強化は歓迎です。
ndk-build の使い方は r4 と同じですが、内部のディレクトリ構成は結構変わって
いるようです。
自分で build system を構築している場合は少々手を入れる必要があります。
関連エントリ
・Snapdragon と浮動小数演算速度
・Android NDK r3 と OpenGL ES 2.0