em1key + oyayubiwm でローマ字入力を使って文字を定義する

oyayubiwm による親指シフト定義ファイルでは、デフォルトで JISかな
入力のキーストロークをシミュレートしています。

例えば “か” を入力する場合 [かな]+[T] となります。

親指入力時に、ローマ字でしか入力出来ない文字を定義したいとの質問があったので
ローマ字入力をシミュレートする方法を試しました。

「か」の入力の場合 script 内で下記のように定義されています。

### かな入力シミュレートの場合
func TABLE_FUNC _kana_KA
	SETMODIFIER	MOD_KANA
	SENDKEY	'T'	# か
	ifsw CSW_COUNT
		CALL	_subCount2
	endif
	RETURN	0
endfunc

これを次のように変更すると、JISかな入力ではなくローマ字入力のキーストロークで
文字入力を行うようになります。

### ローマ字入力シミュレートの場合
func TABLE_FUNC _kana_KA
	SENDKEY	'K'	# か
	SENDKEY	'A'	#
	ifsw CSW_COUNT
		CALL	_subCount2
	endif
	RETURN	0
endfunc

ローマ字入力で定義するメリットは、キーボード配列に依存しないことと
かなキー入力でキーボードにマップされていない文字を入力出来る可能性があることです。
デフォルトでローマ字入力になっていないのは、WindowsMobile は描画が遅いため
子音のエコーバック遅延が生じるのを避けたかったためです。

oyayubiwm v1.45
em1key v1.27
em1keypc v1.32