Eye-Fi Share 無線LAN内蔵 SDカード(2) 実験など、簡単な解析

●普通の SD カードリーダーが使える

Eye-Fi 付属の USB カードリーダーではなく、他のカードリーダーを使ってもソフトウエアの
インストールや無線 LAN 設定ができます。
実際に GREEN HOUSE の GH-CRHC35-U2 や ELECOM MR-C11BK で
インストールと設定変更ができました。
(ファームウエアの更新は未確認)

無線設定など Eye-Fi カードの機能アクセスのために、専用の USB アダプタを使用
しているわけではないようです。

ただしノート PC 内蔵のカードリーダーを使うと、PC 内蔵の無線 LAN アダプタと
電波が干渉するのかネット接続が切断されました。外付けのカードリーダーを使って
できるだけ本体から離した方が良いようです。

●マネージャー

Eye-Fi Manager は複数の PC にインストールできます。
同じアカウントでログインしておけば OK。
カードを差し込んで設定変更できますし、転送先 PC を切り替えながら使えます。

●転送の組み合わせ

転送先の組み合わせは次の 3種類です。

(1) Eye-Fi カード ==> インターネット共有サイト
(2) Eye-Fi カード ==> パソコンの指定フォルダ
(3) Eye-Fi カード ==> インターネット共有サイト + パソコンの指定フォルダ

一見ネットと関係ない (2) の場合でも、インターネットに接続してログイン
できなければ転送が行われませんでした。

純粋に認証のためかもしれないし他に理由があるのかもしれません。
例えば USB カードリーダーを使った Eye-Fi カードへのアクセスは無線 LAN 設定
だけであって、それ以外の設定はサーバーを経由している可能性があります。
つまり

 1. PC 設定をサーバーに書き込む
 2. Eye-Fi カードはサーバーから設定情報を受け取って動作を決定する

といった仕組み考えられます。
実際に複数の PC で無線 LAN 以外の設定は共有されていました。
メール通知のためかもしれません。

●隠しフォルダ

Eye-Fi カードのルートには EyeFi というフォルダがあり、中に

REQC
REQM
RSPC
RSPM

と 4つのファイルがあります。すべて 16KB 固定です。
このうち RSPM ファイルは直前の操作によって中身が上書きされています。
ログ取得を行った直後はログファイルの一部が書き込まれているし、無線LAN 一覧が
列挙されていることもあります。
カード内部にアクセスするための I/O ファイルのような感じ。

・設定された無線LANの列挙
・検出された無線LANの列挙(電波強度などの情報付き)
・テキストログ

アップロード履歴はログを元に Eye-Fi Manager で生成しているだけかもしれません。

●DHCP エラー

やはり自分の環境だと DHCP のエラーでつながらないことが多いようです。
つながるときもあります。今のところもう 1つのルータなら大丈夫。
回避用に固定 IP の設定も欲しいところです。

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