Media Go で PSP のデータ管理

PC 上で PSP のデータを管理できる Media Go というソフトウエアが少し前に
リリースされていたようです。PlayStation Store に接続することも可能で、
PSP のネット環境がなくてもソフトウエアのダウンロードや購入ができます。

SONY Media Go

以前から PC 上で PSP ソフトウエアの購入はできましたが、当初はもっとシンプルな
ダウンロード専用ツールだったように覚えています。
Media Go ではさらにゲームの入れ替えやセーブデータのバックアップも可能。
PSP に転送するメディアファイルの管理もできて、統合ツールに進化しつつ
あるようです。

Media Go は PSP をつながなくてもインストール&起動することができました。
左側の「PlayStation Store」をクリックすると PSP 版のストアにアクセスできます。
ゲームタイトルやビデオの一覧はログインしなくても閲覧可能。
実際にダウンロードする場合にはアカウント情報が必要になります。

PC と PSP の接続は USB ケーブルで行います。
PSP を「USB 接続」モードにすれば空き容量やファームのバージョンなど本体の
情報が表示され、同時にメモリースティック内のデータもブラウズできます。

アイコン付きで、現在どんなゲームが入っているのか一目瞭然です。
セーブデータもわかりやすく、タイトルごとにまとまっているので扱いも容易です。

これまでもメモリースティックを直接参照すれば同じような管理はできました。
でもフォルダ名がタイトル固有 ID なので、どのファイルがどのゲームなのか
判断するのは困難だったのです。

Media Go 上では、ゲームやセーブデータのアイコン上でマウスの右ボタンを押して
「転送→ライブラリ」を選ぶと PC のライブラリに保存できます。
PSP に書き戻せるので、容量の限られたメモリースティックでも複数のゲームを
入れ替えながら使えるようです。

ライブラリの保存先はマイドキュメントの “Media Go” でした。
中をのぞいてみると、ライセンスファイルは特に指定しなくても自動で
バックアップされていることがわかります。

操作はシンプルでそれほど多機能ではありませんが、位置づけやできることは
iTunes に近いようです。時間のかかる転送もバックグラウンドで行われるので
やはり意識しているように見えます。
Sony 製のメディア管理ソフトというと、どうしても過去の重いソフトウエアたちを
思い浮かべてしまいます。Media Go は比較的動作も軽い印象でした。

ストアへの初回接続時に、言語を選択する画面が現れます。
ここで間違ったリンクをクリックしてしまうと海外のストアにつながりますが、
言語を選択し直す方法がわからなくて焦りました。
ユーザー設定から変更できるのは、メニューなど UI の言語だけでした。

レジストリの下記エントリを消して起動し直すと、再びストアの言語選択に戻れる
ことがわかりました。または Region の値を “JP” にすれば良いようです。
(レジストリを書き換える場合は自己責任でお願いします)

HKEY_CURRENT_USER\Software\Sony Corporation\PS Store\Region

すでに PS3 上で PSP のゲームのダウンロード&管理を行っているため特に移行
する必要はないのですが、データをまとめて転送できる Media Go は便利そうです。

関連エントリ
新型 PSP (PSP-2000) とゲームアーカイブス